最も身近な害獣といえばやはりネズミです。とりわけ、ネズミが一旦家の中に住み着いてしまうと、夜中に屋根裏をゴトゴトと走り回ったり、食べ物を食い漁るという被害に悩まされることになります。さらには、家の柱をかじる音さえ聞こえてくることがあります。
ここでは、そんな身近な害獣・ネズミについて、その生態や被害・駆除方法などについて詳しくご紹介してみたいと思います。
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身近にいるネズミの種類
身近なネズミは3種類に分類される
一口にネズミといっても、世界中には1800種類にも及ぶネズミがいるといいます。そのうち日本には30種類弱のネズミがいます。またさらに、屋内で生活する家ネズミと山や野原で生活する野ネズミとがいます。そんなネズミの中でも物内で見かける家ネズミというのは、私たちにとって一番身近なネズミであるといえます。
そんな身近な家ネズミについても3種類に分類されます。例えば、ドブネズミ・クマネズミ・ハツカネズミといったネズミです。中でもクマネズミは、屋内に張り巡らされている電線や配水管・柱などを伝って簡単に上り下りすることができるといいます。一方、ドブネズミやハツカネズミは、あまり高くまで上り下りするのが得意ではありません。
家ネズミの見分け方
私たちにとって最も身近な害獣でもある家ネズミですが、そんな家ネズミも3種類に分類されます。それではどのようにして見分けるのかと申しますと、ドブネズミとクマネズミは共に25㎝程の大きさです。一方ハツカネズミは10㎝程なので、まずは体の大きさでハツカネズミだけは見分けることができます。
そしてドブネズミとクマネズミの見分け方ですが、それには尻尾の長さですぐに見分けることができるのです。例えば、ドブネズミの尻尾は体長よりも短いのに対して、クマネズミの尻尾は体長よりも長いという特徴があります。
ネズミがもたらす害
ペットのハムスターとどう違うの?
ペットショップでもよく見かけるハムスターは、子供たちには大人気です。そんなハムスターもネズミの仲間です。それではハムスターと家ネズミとの違いはどこにあるのかというと、ペットとして飼われているハムスターは、行動範囲や食べ物が管理されているので病原菌がネズミほど多くはありません。
一方、ネズミは汚い場所を住処としているので、体中に有害な病原菌を沢山保持しているのです。要するにネズミの糞や尿自体も有害ですが、ネズミの体には様々な病原菌がまとわりついているので病原菌をばらまいているといってもよいかもしれませんね。
ネズミが媒介する病原菌の種類
ネズミの体にはダニやノミが寄生しています。そのため、もしネズミが屋根裏で死んでしまった場合には、血を吸う相手がいなくなるので人に寄生するようになります。またネズミの糞や尿には、様々な病原菌が付着しています。
例えば、ハンタウイルス・サルモネラ菌・E型肝炎ウイルス・腸チフス菌・ペスト菌等々切りがないくらいに様々な病原菌を媒介しています。さらに近年では、寝たきり老人や赤ちゃんがネズミに噛まれるという被害も発生しています。もし人がネズミに噛まれた場合には、噛まれた傷口から病原菌に感染するという恐れもあります。
ネズミは早めの駆除が大切です
ネズミを上手に駆除する方法
ネズミを駆除する場合には、自分で駆除する方法と業者にお願いする方法とがあります。そんな中、お金をなるべくかけたくないという方には、市販のネズミ駆除用品を使って自分で駆除する方法がおすすめです。そして、ネズミの駆除用品にも粘着式の駆除用品と毒エサを食べさせる駆除用品など種類も様々です。
これらの駆除用品を使う場合には、ネズミがよく通る通り道に複数仕掛けるのが一番です。その代り、警戒心が強いのですぐには引っかかってはくれません。とりわけ駆除用品を設置した直後は、鳴りを潜めることがよくあります。そのため、気長に根気よく対処するしかありません。
繁殖力が強い
ネズミの中でも厄介なクマネズミは寿命自体は3年程なのですが、繁殖力が強いので早急な駆除が必要になってきます。そのため、やはりプロの業者にお願いすると確実に駆除を行ってくれます。とくに商売をしている方は、ネズミの糞が落ちているだけでもお客さんに嫌がられます。
またネズミを例え駆除できたとしても、別のネズミが外から侵入してくるという可能性もあります。そうしたことからも家の中のネズミを駆除するというだけではなく、外からネズミに侵入されないような対策も必要になってきます。
まとめ
身近な家ネズミの見分け方やネズミが媒介する病原菌、さらにはネズミの駆除方法についてご紹介いたしました。日頃ネズミの被害で悩んでいる方は、今回ご紹介した内容を参考になさってみて下さい。